2チャンネラーのホスト日記 -4ページ目

ジャミラが来た

いろいろなお客さんが来る
話すのも照れてしまうほどカワイイ人や
普通のOLポイ人
ヤクザの人や
オナベの人
(トイレでどちらに案内するか非常に迷う)
風俗やキャバクラで働いてる人
(もちろん僕から聞いた事はないです)
そしてジャミラも・・・

それが来たのは朝の3時ほどだった
しかも2人で・・・
一人はありえないほど大きな体で、毛皮の高そうなコートを羽織っていた。ジャミラに毛皮を被せたのを想像してもらえばいいと思う
もう一人は意地の悪そうな顔をした化粧の濃い人で、昔話に出てきそうな魔女みたいでした

伝票を確認すると、どうやら彼女達は代表と境さん指名らしい
時たま響く下品な笑い声が無性に気に障るが
しかし代表達は特に他のお客さんと変わりなく相手をしている
プロの仕事を見た気がした

結局ジャミラ達はシャンパンを頼むわけでもなく
営業時間を1時間以上過ぎ担当以外誰も付かなくなっても居座り続けた

ホントに色々な人が来ます

細かい事?

掃除もミーティングも終わりもう帰ろうかと思った時
境さんの怒声が響いた

ビクッとしながらも何かあったのかとすぐ戻ると
シャンパンを運ぶ台に水滴が付いていた事が原因らしい

「お前ちゃんと確認したのかよ」

と境さん

すみませんと謝りつつ僕もお絞りで水滴をふき取る
そして拭き終わった終わった所で延々と説教をもらう

早く帰って寝たい・・・
その時僕の頭の中は、それだけでいっぱいだった

フリーに付く

結構ノリの良いフリーの2たり組みお客さんについた
しかもかなりかわいい

僕も気合を入れて営業をする
何故かサザエさん話で盛り上がってた時

「小太郎おもしろいねー」
「ありがとうございます」
「ところでさー」

手招きをされ、僕が近くによる
彼女の口が僕の耳に近づく
もしかして・・・ちょっとした期待感に胸を躍らせる

「NO1の人呼んでもらえない?」








「やっぱりサザエさんネタじゃダメだったのかorz」



もう少しがんばってみます・・・・

あと昨日来た新人の子一人飛びました・・・



締め日

やけに皆必死で電話をかけてるなと思ってたら、どうやら締め日だったらしい
お陰でお客さんの数が物凄い

シャンパンの出る量もいつもに比べるとかなり多くて僕もグラスとドンペリを持って行き来する

朝方になり、もうそろそろ終わりかなと思った時
幹部のお客がまたドンペリを注文しだした
一本何万円もするドンペリが水のように空けられていく
まだ終わらないのかなと思いつつ僕も飲む
結局代表のお客さんのドンペリが空いて、営業時間を一時間ほどオーバーして店が閉まった

おまけ
また新人が2たり入った
今度はどれだけ続くだろう・・・

潰れる

2○時 起床、シャワーを浴びる。坊主にしたためセットが楽でいい

2○時 出勤、約40~50分で店につく

2○時 店で談笑。風俗誌にお客さんに似た人発見。牧人に、これサキさんに似てるねというと、それサキさんだよとの返答。こんなカワイイ子がホストクラブに何故のめりこんでいるのかと理解に苦しむ

2○時 キャッチに行く。相変わらず成果なしorz

○時  店に戻るといつものようにヘルプに付く 

○時  疲れが限界に達したのかテンションが上がりすぎて、いっきをしまくる。   
○時  鏡月を飲み干した所で目の前の画像がぼやける。やばいと思ったがすでに遅かった・・・
○時  気付くと下は冷たいコンクリートだった。しばしコンクリートの上で思考をまとめる
○時  立ち上がると埃は付いてるものの傷などはなさそうだ。ぼこられはしなかったらしい。そのまま店に戻るとカウンターに居た店長が

「気をつけろよ」

の一言
後は誰にも特に何も言われず、そのままヘルプへ

うまく説明出来ないけど何か、はまってきている気がする・・・ 
場内指名は付くようになってきたけど、本指名ないとどうしようもないし近いうちに付かなかったら飛ぼうと思う 

飲んでやせる方法

最近食べる物はドンベエの天ぷらのみになっている
薬局で80円ほどで売っているので行く度に買いこむ

夜に食べても結局吐いてしまうので、朝から昼にかけて食べる
お酒も飲んだら吐くというのが、身についてきてしまった為脂肪にはならないようだ


お陰で60kgあった体重が54kgになった

風呂から出ると、前にも増してアバラがくっきりと出て、目には物凄いクマが出来て、青白い顔色の病人のような自分の姿が鏡に映る


あなたもやせられる、ホスト的ダイエット法

とか出したら売れないかな

場内指名

いつもの様にヘルプについていると、テルサンに肩を叩かれる

振り返ると笑顔のテルサン

耳元で
「場内入ったよ、○○サンの席ね」
との事

場内?
一体何のことだ?

よく分からないままカウンターに行って説明を受ける
どうやら場内指名とはお客さんが、気に入ったホストを呼ぶ為の物らしい
取り合えず○○さんの席に付く

そこで言われたのが

「小太郎は顔は今ひとつだけど面白いから、場内つくしすぐに伸びるよ」

その場ではめちゃ嬉しかったけど
よく考えると、それって



ヘルプ要員って事じゃないですか・・・orz


ちなみに○○さんの本指名は別にあります

キャッチ

実は少し前から、店のキャッチとは別に牧人と行ってるのだけど、8割強は素通り

残りの2割は

「あんたホストなの!?」若そうなギャル
「うん」
「あははっはっは、超受ける」
(そんなに面白いか)

「近づかないでください」スーツを着たお姉さん
(ごめんなさいorz)

「ホストって最低だね」
(申し訳ないですorz)

などなど
社会の底辺に居ることを再認識させてもらえます・・・
携帯番号聞いた人もほとんど嘘番号だし、こんなんでお客来るのだろうかと少し疑問に感じます
中には足を止めてくれて、興味がありそうな感じの人も居たので無駄ではないと信じたいです

ギリギリ

店長のお客の席に付いた時の話

「私何の仕事してるか当ててみて」お客さん
(それって僕が言ったらまずいだろ)
「あーそう言えばこの前映画で見ましたよ」
(この時点でいっぱいいっぱい)
「確か妻夫木と競演してましたよね」
「お前それ見て抜いてたんだろ」佐伯
「それってAV女優じゃない」
(一瞬場が凍りつく)
「あははは」
(笑って切り抜ける僕と店長)

佐伯さん、正直に言います
あなたのブラックジョーク一つ一つに僕の命は確実に削られてます(´д`;

おまけ
定休日は存在しないようです
代表に休みを貰えませんかと言ったら、今は忙しいからがんばってくれと言われましたorz

指名日

日曜は強制指名日で、指名がないホストは出勤すら出来ないらしい
しかし僕は試用期間の為出勤

そのため今日はホストの数がちょっと少ない
そういえば、バーテンさんが飛んだ
お金を溜めたらさっさとやめるよ、と言っていたけどちょっと早すぎだと思う

お客さんの席に付くと

「おはよ~」
「君、誰?」お客さん
(知らないわけはない、もう何度か付いていたから)
「小太郎ですよ、昨日付いたじゃないですか」
「知らなーい、誰か他の人呼んで(笑)」
(しかし、もう席に付いてる僕)
「ビール頼んでいいっすか?」
「だーめ」

僕をいじって楽しいのだろうか・・・
このタイプのお客の反応は本当に困る
しかしこの後散々ネタを乱発、何とか気分を直してもらった

始めは話すだけで緊張していたが、少し慣れてきたような気がする

店を閉めたあと代表に、ご飯をおごってもらった
色々女の人を落とすテクニックを習う
代表はフリーのお客を見た時、すでにどれだけお金を持っているか、どんな職業なのか、そして、落とすまでのシュミレーションまで出来るそうだ
座る場所や、話す内容、手の動きまで気を使うと言っていた

最後に


「お前がんばってるのは分かるから、あまりムリするなよ」代表

との事

飛ぶのを心配して気を使ってくれるのは凄い分かるのですが

お願いです、それよりも休日をください・・・